2018.06.07 14:36 更新
2018.06.07 取材
Antec(本社:アメリカ カリフォルニア州)は、ロングセールスを続けるミドルタワーPCケースの看板モデル「P100」に小変更を加えた。人気モデルゆえ、市場からの要望に応える形でのバリエーションモデル投入に留められた格好。
2014年のデビューから間もなく4年。Antecのミドルタワー「P100」も、そろそろ後継に主役の座を譲ってもいい頃合い。しかし人気モデルゆえに市場がそれを許さず、各国の販売店からはバリエーションモデル程度に留めて欲しいという意見が根強いという。そこで「P100」延命の措置として用意されたのが「P100 EVO」というワケ。
「P100」のバリエーションモデルは、静音PCケースのコンセプトのまま、イマドキの設計にグレードアップ。具体的には2段だった5.25インチオープンベイが1段に。さらにシャドウベイユニットのスタイルが変更され、分割セパレート仕様になった。
最も大きな変更点は、ボトムカバーの新設だろう。電源ユニットを覆い隠すシュラウドを設けることで、4年の進化を感じさせる。
外形寸法はW232xD480xH475mm。主素材は0.8mm厚のスチールで、副素材のABS樹脂を採用。ドライブベイは5.25インチx1、2.5/3.5インチ共用シャドウベイx8、2.5インチ専用シャドウベイx2。冷却ファンはフロント120mmx3または140mmx2(120mmx3標準装備予定)、リア120/140mmx1(140mmx1標準装備予定)。ラジエターはフロントに最大360mmサイズ、リアに最大140mmサイズが搭載できる。
各クリアランスは、グラフィックスカードが長さ450mmまで、CPUクーラーが高さ180mmまで、電源ユニットが長さ230mmまでとされる。
なお発売は年内を予定し、市場想定売価は税抜12,980円前後が目標。
文: エルミタージュ秋葉原編集部 松枝 清顕
Antec: https://www.antec.com/
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