2024.06.10 19:32 更新
2024.06.10 取材
CORSAIR(本社:アメリカ カリフォルニア州)ブースの一等地に展示されていたのが、2024年後半の主力PCケースとされる「3500X」だ。
パッと見、大ぶりなフルタワーにも見えるものの、外形寸法は幅240mm、奥行き460mm、高さ506mmのミドルタワーPCケース。そしてピラーレスデザインに加え、ASUS BTFおよびMASI Project Zeroの裏配線マザーボードに対応。いわゆるトレンドを盛り込んだイマドキ仕様というワケだ。
ブースには空冷仕様で組み込まれたブラック(型番:CC-9011276-WW)と、オールインワン型水冷ユニット搭載のホワイト(型番:CC-9011277-WW)を用意。既に公開されている製品情報によると「3500X」無印に加え、ARGBファン搭載モデル「3500X ARGB」、iCUE LINKに特化した「iCUE LINK 3500X RGB」のバリエーションがラインナップされる。詳細についてはこちらのサイトで事前チェックできる。
CORSAIRの担当者によると、同社の自信作は7月上旬に発売が予定され、国内市場に向く外観デザインと内部構造に”かなり自信がある”ようだ。また手元にメモ書きによると、フロントと左側面の強化ガラスはツールフリーで着脱が可能。裏配線マザーボードへの対応は「裏配線スペース」の確保が重要なポイントだが、「3500X」では38mmを確保。一般的なミドルタワーPCケースのスタイルとしては、広く確保されている部類と言えるだろう。
裏配線スペースは38mmを確保。聞くところによると、これ以上のスペースを確保すると、思いのほか幅が広くなってしまうという。裏配線マザーボードの課題は、PCケースメーカーの悩みの種でもあるようだ |
その他、エアフローレイアウトは120mmファンなら10基まで搭載可能。ラジエーターはトップと側面に最大360mmサイズがマウントできる。なおグラフィックスカードがエアフローの妨げになるため、ボトムカバー(シュラウド)天板に120mmファン2基の増設が推奨とのこと。購入検討なら今からメモをしておこう。
なお製品の詳細については、CORSAIRスタッフによる製品紹介動画を是非ご視聴のほど。
文: 編集部 松枝 清顕/取材・撮影:絵踏 一
CORSAIR: https://www.corsair.com/jp/ja
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