エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.982
2021.04.05 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:pepe
MSI「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」 市場想定売価税込5,880円(2021年3月12日発売) 製品情報(MSI) |
ここ数年、ゲーミングマウスの世界で急速に台頭した存在と言えば、ズバリ“軽量マウス”だろう。従来は90g前後かそれ以上の重量が当たり前だったところ、70gを下回る軽快なモデルが続々登場。eスポーツシーンのトッププレイヤーにも相次いで採用されるに至り、デバイスメーカーも競うように軽量マウスを投入している。まさに戦国時代といった様相だが、PC系ソリューションの総合メーカーであるMSIもまた、初の本格的な軽量モデル「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」をデビューさせた。
MSIゲーミングマウス「CLUTCH」シリーズからリリースされた、初の本格派軽量モデル。軽量マウスがトレンド化しているゲーミングシーンにおいて、どれほどの存在感を発揮できるだろうか |
「すべてのパーツに対し可能な限りの軽量化を施した」と謳う自慢のボディは、わずか65gの軽量設計。もちろん重量だけの要素に絞れば、さらなる軽量モデルは存在する。しかし「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」の場合は、パーツ構成の徹底的な見直しにより、バランスを重視して肉抜きなしの軽量化を実現した。
ボディはつかみ持ちとかぶせ持ちの両方にフィットすることを目指した、左右対称のスリム形状。サイドにはダイヤモンドパターンを施した滑り止めグリップを備えている。
それほど小さくはないものの、重さは65gという軽量設計。構成パーツそれぞれを限界まで軽量化している |
そしてマウスセンサーには、Pixart Imagingによるeスポーツ向け最上位の光学式センサー「PWM3389」を搭載。分解能は最大16,000dpi、トラッキング速度400IPS、ポーリングレート1,000Hz(1ms)という、最高レベルのスペックを誇る。
また、左右クリックには6,000万回耐久のオムロン製スイッチを採用。プログラム可能な全6ボタンを実装している。グリップのロゴ部分には「Mystic Light」に対応するRGB LEDを内蔵、搭載ボタンと合わせて総合ユーティリティ「Dragon Center」によるカスタマイズが可能だ。
コンパクトなパッケージには、マウス本体とマニュアルのみが封入。交換用のマウスソールなどはなく、非常にシンプルな構成だ |
こうしたデザインやスペックに加えて、見逃せないのが控えめな価格設定。主流の軽量ゲーミングマウスには10,000円を超えるモデルも珍しくない中で、「CLUTCH GM41 LIGHTWEIGHT」の市場想定売価は税込5,880円だ。その際立つコストパフォーマンスの高さは、購入を考える上で重要な要素になるだろう。