エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1078
2021.11.26 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ASUS「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」市場想定売価税抜48,000円前後(2021年11月4日発売) 製品情報(ASUS) |
第12世代Intel Coreプロセッサの解禁に合わせて、「ROG MAXIMUS Z690 HERO」を筆頭に最多となる計5モデルのIntel Z690チップセットマザーボードを揃えたASUS。今回はその中からゲーミング向け「ROG STRIX」シリーズに属するハイエンドモデル「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」を取り上げる。
ASUSからは、CPUの解禁に合わせてDDR5対応モデル3種、DDR4対応モデル2種の計5モデルが発売開始。その中でもDDR5モデルはいずれも人気で、初回入荷分は即完売した |
最近のマザーボードで主流の黒を基調にした落ち着いたデザインを採用し、電源回路にはDrMOSよりも高出力な「Smart Power Stage」による16+1フェーズのデジタル電源回路を搭載する。さらにヒートパイプで連結された大型のヒートシンクや、VRM周辺の熱を素早く放熱する6層基板など冷却システムにもこだわることで、「Maximum Turbo Power」が最大241Wに設定されている第12世代Intel Coreプロセッサの性能を最大限に引き出すことができるワケだ。
第12世代Intel Coreプロセッサの性能を最大限に引き出すことができるよう設計された16+1フェーズのデジタル電源回路を搭載 |
もちろん従来の2倍の帯域幅を誇るPCI-Express5.0(x16)対応の拡張スロットや、XMPプロファイルを搭載していないメモリでもオーバークロックができる「ASUS Enhanced Memory Profile」(AEMP)対応のDDR5メモリスロットなど、第12世代Intel Coreプロセッサで初めて実装された最新インターフェイスもサポートしている。
ASUS Z690マザーボードでは「ASUS Enhanced Memory Profile」や「PCIe Slot Q-Release」などの新機能も追加されている |
さらにディープラーニングデータベースを活用して、バックグラウンドノイズを効果的に低減する「双方向AIノイズキャンセリング」や、CPUと冷却システムを自動的に解析してパフォーマンスを引き上げる「AI Overclocking」、搭載ファンを自動的に管理・制御する「AI Cooling」、ネットワークの帯域を自動的に最適化する「AI Networking」など、ASUSおなじみのインテリジェント機能も充実している。
パッケージはブラックとレッドの2色に色分けされた「ROG」シリーズおなじみのデザインを採用 |
マニュアル、SATAケーブル、サポートDVD、ケーブルタイ、ROGキーチェーン、ROG STRIXステッカーなどが付属する |
その他、ネットワーク機能は、Intelチップによる2.5ギガビットLANとIntel Wi-Fi 6Eによる無線LAN機能を搭載。オーディオ機能はRealtekの最新オーディオコントローラ「ALC4080」をベースにした「ROG SupremeFX 7.1」で、大型のグラフィックスカードを簡単に取り外すことができる「PCIe Slot Q-Release」、対応機器すべてのイルミネーションを統合管理できる「AURA Sync」、ドライバやBIOSのアップデート、PCシステムを集中管理できる「Armoury Crate」などの独自機能を搭載する。