エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1067
2021.10.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
グラフィックスカードとしては最大級となる4.3スロット厚のド迫力ボディを観察 |
続いて、パッケージから「ASUS GeForce RTX 3070 Noctua OC Edition 8GB GDDR6」を取り出し外観チェックを進めていこう。カード長こそ310mmとイマドキのハイエンドグラフィックスカードとしては標準的なサイズに収められているものの、幅は147mm、厚さに至っては87.5mmと、まさに最大級。専有スロットは実に4.3スロットとされ、マザーボードによってはすべての拡張スロットがこれ1枚で専有されてしまうという事態も考えられる。さらに重さも実測1,563gとかなりのもの。裏面には剛性を高めるためのバックプレートを備えているが、水平設置の場合はサポーターを準備したい。
ちなみに質実剛健なNoctuaとのコラボモデルということで、ハイエンドグラフィックスカードでは珍しくイルミネーション機能は非搭載。もちろんファンのカラーはNoctuaおなじみのブラウン&ベージュがそのまま採用されているため、NoctuaのCPUクーラーとの相性は抜群だ。
ブラウンとベージュのファンもデザインの一部として取り入れた「ASUS GeForce RTX 3070 Noctua OC Edition 8GB GDDR6」。ダークブラウンのクーラーカバーにはNoctuaとASUSのロゴプレートが配置されている |
ファンカバーの側面にもコラボモデルであることを示す「ASUSxNoctua」のロゴが飾られ、水平・垂直どちらで設置した場合でもひと目でそれと分かるデザインだ |
120mmファンを採用しているため、カード幅も147mmとかなり大柄。購入する際にはPCケースのクリアランスをあらかじめチェックしておこう |
ヒートシンクだけで完全に2スロットのブラケットを超える巨大クーラーを搭載。ファンからの風は側面から抜けるよう、カバー側面はオープンになっている |
ハイエンドモデルを中心に3スロットを専有するグラフィックスカードが増えているが、「ASUS GeForce RTX 3070 Noctua OC Edition 8GB GDDR6」は別格。厚さは87.5mmで、4.3スロットを専有する |
基板裏面には分厚いメタルバックプレートを搭載。カード先端部分にはファンからの風が抜けるようスルーホールも設けられている |
バスインターフェイスはPCI-Express4.0(x16)。もちろんCPUからすべてのグラフィックスメモリにアクセスする「Resizable BAR」にも対応する | 補助電源コネクタは8pinx2。未接続時には赤色に光るLEDインジケータも備える |
BIOSのプロファイルを「P Mode」(パフォーマンス重視)と「Q Mode」(静音重視/デフォルト)に切り替える「デュアルバイオススイッチ」も搭載 |
先端部分はプラスチックのクーラーカバーとメタル製のバックプレートで保護されている |
出力インターフェイスはリファレンスモデルよりHDMI2.1が1系統多い、HDMI2.1×2、DisplayPort1.4ax3で、最大4画面の同時出力に対応。また7,680×4,320ドットまでの高解像度出力をサポートする。
ステンレス製のブラケットには排気用のスリットを実装。また出力インターフェイスにはプラスチック製のカバーが付属していた |